さて、トロントに来てこうして数週間経つわけだが。

行く前にたまに聞かれた。「英語出来るんですねー」

出来る、の基準はよく分からないけれど、こうして暮らして思う。新しく人とも知り合うことが出来る程度には、出来る。

さて、僕の英語学習歴は至って普通で中学、高校、大学の教養課程。工学系の大学なので英語の授業は高校レベル。そんな中で大体赤点ギリギリを低空飛行し続けて、今に至る。いや、そのレベルからかなり落ちたと言ったほうがいい。ベースは中学レベルかな。

過去にサラリーマンを3年やっていた事がある。社員6人パートタイマー7人の小さな会社。就職先に困ってツテでたどり着いた会社。そこで雑用をやっていた。電話対応、商品発送、たまにブチ切れる先輩社員の愚痴を聞き、社長の「私は優秀過ぎるんだよ」と言う自慢話に付き合い、一日中客の怒鳴り声を受話器越しに浴びる。そんな中に何故か台湾の取り引き先とのやりとりもあった。ほぼメール数行のやりとりなんだが、たまに緊急の電話もあった。これが大変で、何言ってるか分からないし、何を言えばいいか分からないしの連続で、本当に嫌だった。大体、約束の納期に間に合わない、だの、予定した個数を下回って出荷せざるを得ない、だの。

なんとかなってたのが不思議だけれど、なんとかなってた。

だからか、それ以来なんとかなるだろうと思うようになった。

でも、初めてニューヨークに二週間のワークショップに参加する為に出かけ、ほぼ何もわからないまま過ごしたのは、いいきっかけになった。

そこで得た結論。何言ってるかわかんなきゃ、何言っても始まらないな、と言うこと。

だから、色々探して易しい英語のトピックのポッドキャストを聞くようになった。毎日15分だけ。いや毎日じゃないな。週5日くらい。

やがて、ある程度ネイティヴのスピードで話す会話の一部は聴き取れるようにはなってきた。まあ、日常会話程度だけど。いまはそんな感じ。

ただ、いわゆるくだけた友達同士の会話は歯が立たない。ああ、なんか喋ってんなーぐらい。はっきり言って分かんないのが9割だから、まだまだ。

たまに、話しの流れで保険制度についてとか、トロントの音楽シーンの抱える問題とか、都市開発についての意見を求められたりして、しどろもどろになるけど。

でも、面白いのは、こちらが言うことは大体伝わってるってこと。それらしき単語の羅列でも伝わるので、あまり深刻になってない。

でも変な空気になる時はいくらでもある。お前、わかってる?とか、おまえ何言ってるか分かんない、って顔にしばしば出くわす。

僕はそこまで強い精神の持ち主ではないので、疲れることも多々あるけれど、それもいい経験だと思っておこう。

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